タクタイルスイッチとは​

定義

タクタイルスイッチ

プリント基板上に設置され、人が操作部を押し込むことで電気回路を通電させる小形のスイッチです。

操作部を押すとオン、離すとオフになる「モーメンタリ動作」をします。

タクタイルスイッチは「感触のあるスイッチ」という意味です。

特徴

クリック感触 クリック感触によって、操作したことを スイッチからの反応として実感できます。
高耐久性 可動接点を兼ねる反転ばねの材料、表面処理、形状を工夫することで 長期にわたって常に安定した接触が得られます。

タクタイルスイッチの主な用途は、機器へのオン/オフ信号の入力です。

種類

タクタイルスイッチは、シール機能の有無で標準タイプ/シールタイプに分けられます。

また、プリント基板への実装方法による違いから基板穴挿入端子/基板表面実装端子にも分類できます。

このほかに、外形サイズ面で小形/薄形タイプ、特性面でロングストロークタイプ/ミドルストロークタイプ、梱包面でテーピングなどのバリエーションを設けています。

  標準タイプ
基板穴 挿入端子 B3F_1
標準形
B3F_2
横押し形
B3J
ヒンジレバータイプ
基板表面 実装端子 B3Fs
標準形
B3U
超小形タイプ
B3AL
ロングストロークタイプ
  シールタイプ
基板穴 挿入端子 B3W
標準形
B3WN
ラジアルテーピング梱包
 
基板表面 実装端子 B3S
標準形
B3SN
薄形タイプ
B2SL
ミドルストロークタイプ

構造

標準タイプ

標準タイプは、カバー、プランジャ、反転ばね、ベースの4部品で構成されています。ベースには予め、接点と端子が一体で形成されています。

構造

サーフェスマウント端子タイプ B3FS

1.カバー

ベースとともに内部機構を保護します。
金属板をプレス加工してつくられます。

2.プランジャ

人が押した力を反転ばねに伝えます。
樹脂でつくられるのが一般的ですが、ストロークを大きくするためゴムが用いられることもあります。

3.反転ばね

金属製の円板状の部品。力を加えると反転し、接点間を導通させオン状態にします。 力を解除すると元の形状に戻ってオフ状態にします。

4.ベース

接点と端子を一体で成形した樹脂製の部品。
他の部品を組み付ける土台となります。

5.接点/端子

端子は基板穴に挿入するタイプと
基板表面に実装するタイプがあります。

シールタイプ

シールタイプは、標準タイプに押ボタン、フィルムの部品が追加された、シール機能をもったスイッチです。

構造

シール形サーフェスマウント端子タイプ
B3SN

1.カバー

2.押ボタン

人が押す樹脂性の部品。受けた力をフィルムを介してプランジャに伝えます。

3.フィルム

薄い樹脂製シート。反転ばねと接点部分を密封して水や異物が入るのを防ぎます。
シール機能には必須の部品です。

4.プランジャ

フィルムを介して受けた力を反転ばねに伝えて反転動作をさせます。

5.反転ばね

6.ベース

7.接点/端子

製品

  6×6サイズ 12×12サイズ その他
標準タイプ
基板穴
挿入端子
B3F
標準形

B3F
B3J
ヒンジレバータイプ

B3J
B3W-9
照光タイプ

B3W-9
基板表面
実装端子
B3FS
標準形

B3FS
  B3U
超小形タイプ

B3U
B3AL
ロングストロークタ

B3AL
   
  6×6サイズ 12×12サイズ その他
  シールタイプ
基板穴
挿入端子
B3W
標準形

B3W
B3WN
ラジアルテーピング梱包

B3WN
基板表面
実装端子
B3S
標準形

B3S
   
B3SN
薄形タイプ

B3SN
   
B3SL
ミドルストロークタイプ

B3SL
   

応用例

業務用機器・産業用機械の運転条件設定や操作

  • 自販機、セキュリティ通報機の制御操作パネル
  • 計測器の操作部
自販機

自販機

セキュリティ通報機

セキュリティ通報機

計測器

計測器

家電製品・OA機器の動作設定や始動/停止操作

  • プリンタ、複写機の操作パネル
  • 洗濯機の操作部
プリンタ

プリンタ

複写機

複写機

洗濯機

洗濯機