ロッカースイッチとは​

定義

ロッカースイッチ

ロッカースイッチは、操作ボタンの両端をシーソーのように交互に押すことで電気回路の接続/遮断を行うスイッチです。 機器の主電源をオン/オフする用途に多く使われています。

操作ボタンの動きが上下に揺れるように見えることから、「揺れる」を意味する“rock"からロッカースイッチと名づけられました。また、シーソースイッチと呼ばれることもあります。

特徴

小形で高容量開閉 接点材料やスイッチ機構の改良により、OA機器などの主電源のオン/オフを小形サイズで実現しています。
設定状態を維持 操作ボタンがそのままオン/オフの状態を示すので、視覚で確認ができ誤操作を防げます。

ロッカースイッチは、機器の主電源をオン/オフする用途に使われます。

種類

ロッカースイッチは、定格(開閉できる電流値の上限)で10、16、20Aに分類されます。そして、この定格によってほぼ外形サイズが決まりますが、スイッチ機構や接点材料の改良によりいっそう小形化が進んでいます。たとえば、定格16Aではパネル表面に出る部分が25×32mmから17×24mm、さらに15×21mmまで小さくなっています。このほかにシール機能、照光機能やリセット機能を付加したタイプもあります。

ロッカースイッチ製品マップ

まず、開閉する電流容量からロッカースイッチの定格を決めます。

構造

シールタイプのロッカースイッチは、操作ボタン、シールゴム、弓ばね、内蔵ケース、フタ、カバー、接点・端子で構成されています。

構造

1 操作ボタン

オン/オフを切り替えるときに人が直接操作します。上面にオン/オフの状態を示す記号が印刷されているものもあります。

2 シールゴム

シール性能を確保するゴム製の部品です。接点などスイッチの中枢部品が収められた内蔵ケースに水や異物が進入するのを防ぎます。

3 弓ばね

板ばねを弓状に曲げた部品で、先端には接点が付いています。操作ボタンをオン位置にすると、弓ばねは接点を瞬時に固定接点に移動させると同時に高い接点接触力を発生させて、接触を安定させます。一方、オフ操作時には、接点の引き剥がし(復帰)力を高くして接点溶着を防止する効果もあります。

4 内蔵ケース、フタ

端子/接点/弓ばねから成るスイッチ機構を構成する部品を内蔵ケースに収納し、フタで覆って密閉します。

5 カバー

樹脂製の部品で、密閉した内蔵ケースを覆い、シールゴムを固定する構造を形成します。さらに、パネルの角穴にワンタッチで製品を取り付けるための機構も備えています。

6 接点、端子

端子の一端に接点が取り付けられて固定接点をつくっています。

製品

A8L
小形タイプ
AC125/250V 10A

A8L
A8M
小形タイプ
AC125/250V 16A
A8M
A8W
シールタイプ
AC125/250V 16A
A8W
A8N
2ボタンタイプ
AC125/250V 16A
A8N
A8A
照光タイプ
AC125/250V 16A

A8A
A8G
リセット機能付き
AC250V 20A

A8G

応用例

家電製品やPC周辺機器、事務機器、業務用機器の電源スイッチ

  • 空気清浄機、除湿機など
  • モニタ、複写機、プリンタなど
  • 電源装置、計測器など
モニタ

モニタ

複写機

複写機

プリンタ

プリンタ

電源装置

電源装置

計測器

計測器