リレーのコイルの種類

リレーのコイルは「磁気回路」と「機能」による分類があり、それぞれ2つの種類に分かれます。使用するアプリケーションやシーケンスに応じて最適なリレーを選定する必要があります。もっと見る

リレーの接点の種類

リレーの接点は「機能」と「接触信頼性」による分類があり、それぞれ3つの種類に分かれます。使用するアプリケーションやシーケンスに応じて最適なリレーを選定する必要があります。もっと見る

リレーの端子は「プラグイン端子タイプ」、「プリント基板タイプ」、「ねじ端子タイプ」、「サーフェスマウントタイプ」、「タブ端子タイプ」の5種類に分類されます。もっと見る

リレーの保護構造は、使用する環境に応じて「耐フラックス形」、「プラスチックシール形」、「閉鎖形」、「プラスチックシール形」、「ハーメチックシール形」の5つに分類されます。もっと見る

コイルには磁気回路による分類と機能による分類があります。

無極： コイル操作に極性がない
有極： コイル操作に極性がある

リレーの機能は、シングルステイブル、ラッチング（キープ）の2種類に分類されます。

入力信号を入れた時だけ接点がON（またはOFF）するリレーです。

入力信号を入れた時に接点がON（またはOFF）し、入力信号を断ってもその状態を保持（キープ）できる機能を持ったリレーです。

使用するアプリケーションやシーケンスに応じて最適なリレーを選定してください。

接点には機能による分類と接触信頼性による分類があります。

接点には、a接点、b接点、c接点の3種類があります。

接点は常に開いており、コイルに電圧を印加することで接点が閉じるタイプです。

接点は常に閉じており、コイルに電圧を印加することで接点が開くタイプです。

1つのリレーにa接点、b接点の両方を含んだ接点構成になっており、コイルに電圧を加えると、c接点はb接点から離れ、a接点と接続します（シングルステイブルリレーの場合）。

接点の形状は、接触信頼性によりシングル接点、ツイン接点、クロスバーツイン接点の3種類に分類されます。

端子形状は以下のように分類されます。

使用する環境に応じて保護構造は主に以下のように分類されます。

保護構造の分類	特徴	使用雰囲気		代表機種
保護構造の分類	特徴	ゴミ・ホコリの侵入	悪性ガスの侵入	代表機種
耐フラックス形プリント基板用リレー	はんだ付け時に、フラックスがリレー内部に侵入しにくい構造	△（大きなゴミ・ホコリの侵入なし）	×	G2Rなど
プラスチックシール形プリント基板用リレー	はんだ付け時のフラックスや洗浄時の洗浄液の侵入を防止した構造	○	○	G5Qなど
閉鎖形プラグインリレー	リレーをケースに入れ異物の接触に対して保護した構造	△	×	MYなど
プラスチックシール形プラグインリレー	腐食性雰囲気の影響を受けにくいように樹脂のケース、カバーなどでシールされた構造	○	○	MYQなど
ハーメチックシール形プラグインリレー	リレー内部に腐食性ガスが侵入せず、外被も有害な腐食に耐えるように金属、ガラスのケース、カバーなどでシールされ不活性ガス（N2）を封入した密封構造	○	○	MYHなど