三次元距離測定に最適なTOFセンサモジュール
高い外乱光耐性で組み込みが自由自在 3D TOFセンサモジュール
形B5L
サマリー
TOF(Time of Flight)センサとは、光の飛行時間を計測し対象物までの距離計測を行うセンサです。そのため、検出物体の反射率に影響を受けにくい特長を持っています。
オムロンのTOFセンサは4つの特長(耐外乱光、高精度、長寿命、干渉防止)があります。特に耐外乱光という特長により強い太陽光があたっても太陽光があたらなくても、近距離から遠距離まで、低反射率から高反射率までの検出物体の距離を計測できます。自走式ロボットや介護用見守りといったアプリケーションに最適です。
TOFセンサとは?
従来の2Dカメラと3D TOFセンサとの違い
従来のカメラ・センサとの違い
広範囲の距離情報を用いる事で周辺環境の認識が可能。
オムロン 3D TOFセンサの特長
①耐外乱光
- オムロンのTOFセンサ 形B5Lを用いて、屋外と屋内における検出物体の計測距離を比較しました。検出物体は上半分に黒、下半分に白のものを使用し、1m、2m、4mのところに設置しました。黒色は長距離において反射光の少ない低反射率の検出物体を、白色は近距離において飽和しやすい高反射率の検出物体を想定しています。
- オムロンのTOFセンサ 形B5Lによる屋外と室内の測定結果は、1~4mに設置しました黒色(低反射率)と白色(高反射率)の物体の計測距離に大きな差がないことを示しています。
つまり、強い太陽光耐性だから、明るい場所でも低反射率から高反射率の検出物体を安定検出可能です。
②高精度
- オムロンのTOFセンサ 形B5Lの距離データは1個1個工程内で補正し、2mで±2%の高精度を実現しています。その結果、お客様の機器において距離データの制御処理が容易になります。
③長寿命
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- 連続駆動5年相当!∗1
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長寿命化のため、3つの工夫を実施しています。
- FA用に使用される高信頼性・長寿命の部品を選定しています。
- LED電流を定電流回路構成で、使用環境や電源電圧に影響されないLED発光回路です。
- 電子部品の発熱を抑えて、一定温度以下になるようにヒートシンクで放熱を確実に実施しています。
④干渉防止
相互干渉防止機能付きで、最大17台( 業界最多クラス∗2) まで同時に使用できます。ロボットなど複数台を同時使用するアプリケーションにも最適です。詳細はこちら。
アプリケーション例
3D TOFセンサが機械の目となる場合、3次元空間の体積・形状認識や導線追跡・行動把握をすることで周辺認識が可能になります。
3D TOFセンサは周辺認識するための距離データを画素ごとに出力します。
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AMR
サービスロボット
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室内の人数カウント
介護・見守り
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物流搬送
物流運送の体積形状計測及び空き場所検知として利用できます。
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自動ドア / エレベータ
人数カウント・動線追跡
自動ドア・エレベーターでは人数のカウント及び動線追跡として活用できます。