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人体検出特化のHVC 形B5T-007003とは
HVC(Human Vision Component)は、様々な人検出を可能にする小型カメラを搭載したセンサモジュールですが、形B5T-007003は特に人体を検出することに特化しています。小型なのに高速処理が可能なアルゴリズムを内蔵しており、精度高く人体を検出します。


自社開発の検出アルゴリズムによって、様々な姿勢や見下ろし角度でも人体を精度高く検出することが可能です。


お客様側でのカメラ・ソフトウェア・CPUのご用意が不要です*1。他センサ機器と比べ低コスト*2で、システムや装置への導入ハードルが低いため、さまざまな場所への設置を検討いただけます。


センサモジュール側(エッジ)で検出処理が可能です(クラウドでの処理不要)。ネットワーク上(クラウドなど)への画像アップロードやデータ処理が不要なため、セキュリティ性を向上できます。


お客様の現場に合わせたパラメータ設定を簡易的に行える設置ツールもご用意しています。
(製品ページからダウンロード可能)
*1:コマンドの発行や結果取得のためのホストは必要です。
*2:製造現場の人体検出用途で活用される一般的なセンサ(画像カメラなど)との比較(2025年7月 当社調べ)
従来の検出方式の課題をオムロンセンサ(B5T)で解決!
人体検知は、画像カメラ方式、サーマル方式、赤外線センサ方式などの様々な検出方式があります。しかし、高価で導入が難しい、人と物の判別が難しい、人を正確に検出できないなど、いずれも一長一短があり、活用が限定されてしまうという課題が出てきています。
オムロンの人体特化型 小型カメラモジュール(形B5T-007003)であれば、他のセンサで発生しやすい導入障壁を取り除き、安全・安心な製造現場づくりに貢献します。



・人の特長が分かりにくい特殊な作業着(クリーンスーツなど)
の場合、検出できない。

・比較的高価なため、複数台設置することが難しく、
死角が発生する場合がある。


・ロボットや機械の熱源と人の熱源の差異が分からず、
誤検知してしまう場合がある。


・光の反射で物体有無を検知するため、走行用ロボットなどの機械を誤検知してしまう場合がある。
また、通過している物体検知は可能だが、危険エリアに留まっている物体の検知は出来ない。



人体検出仕様
①検出範囲
・B5Tを真上に向けて設置する場合
・B5Tを45°に向けて設置する場合
②服装
・クリーンスーツ及び作業着に対応

③姿勢
・様々な姿勢に対応

設置ツールの紹介
選択方式で、パラメータ設定を簡単に行うことが可能です。設置ツールは製品ページからダウンロード可能です。
<実際の設定画面
>簡単操作が魅力です!
カメラの設置方向を選択可能
入力検出方向や設置高さを選択・設定
検出したくないエリアに
マスクをかけることも可能
お客様のアプリケーションイメージ
カメラを搭載したセンサモジュールと高度な人体検出技術により、
人による常時監視や目視での現場確認の工数を削減するとともに、安心・安全な職場環境づくりに貢献します。
メンテナンス時でも遠隔からの機器の操作を防止

装置の近くにいる作業者をB5Tセンサで検知し、機器の起動を防止する。
立入禁止エリアの人の有無を遠隔で把握

立入禁止エリアに侵入した作業者だけでなく、滞在している作業者をB5Tセンサで検知し、管理者に通知する。
注. システム構築はお客様側で実施いただく必要があります。
本製品はセーフティ規格は取得しておりません。人命に直接関わるアプリケーションにはご利用なさらないようご注意ください。
お問い合わせ
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製造現場ソリューション
製造現場には、人的要因による様々な危険性や困り事が潜んでいます。製造現場の課題に対して、人体・顔・物体を検知するカメラと自社開発のアルゴリズム一体型の簡易設置センサでソリューション提案いたします。
「OKAO」、「OKAO Vision」は、オムロン株式会社の日本およびその他の国における商標または登録商標です。
注意事項
- 本センサは各種安全規格には準拠していません。危険防止などの用途でお使い頂く場合は、法規などで規定されている安全措置を講じたうえで追加のセンサーとしてお使いください。
- 画像認識技術を使用しています。その特性上、未検出や誤検出などの可能性があることを考慮し、必ず実際の使用環境で適用性や性能等を確認した上でご使用ください。


