プリント基板にリレーを実装後、コーティングしても問題ありませんか?
ID: FAQE10060
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回答回答
基板実装後にコーティングされる場合は、「プラスチック・シール形」のリレーをご使用ください。
【解説】に紹介しているコーティング剤をご検討ください。 ただし、シリコン系コーティング剤は使用しないでください。
Explanation解説
コーティングについて
- ケース入り形、耐フラックス形は、コーティング剤がリレー内部に浸入し接触障害を起こす原因となりますのでコーティングしないでください。または、リレーを後付けとしてください。
- コーティング剤の種類によっては、リレーのケースを破損させたり、シール剤を化学的に溶解させ、密封破壊の原因となりますので十分確認の上、選択してください。
- リレー全体の樹脂固めは、行わないでください。リレーの特性が変化する原因となります。コーティング剤の温度は、使用周囲温度の最大値を超えないでください。
コーティング剤の種類について
- コーティング剤、パッキング樹脂はシリコンを含まないものをご使用ください。
- 主なコーティング剤とプリント基板リレーでの可否を下表に示します。
プリント基板用リレー共通の注意事項:4 「リレーの実装作業に関して」をご参照ください。
プリント基板用リレー共通の注意事項:6-10「プリント基板用リレーの自動実装について」をご参照ください。
ワンポイントアドバイス
コーティング剤がリレーとプリント基板の隙間に入り未硬化の場合、リレーの端子間の絶縁性が低下する原因になります。
よって、乾燥状態、リレーの絶縁抵抗(接点間、コイル接点間)をご確認ください。
商品カテゴリー | リレー 信号用リレー パワーリレー |
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分類 | 実装・保管 |
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Q
リレーのシール性について教えてください。
- A
リレーは、耐フラックス形、プラスチックシール形、閉鎖形があります。 密封構造のリレーは、プラスチックシール形です。
-
Q
リレーの側面にシリコンコーティングしています。コーティング剤の中に 「シロキサン(低分子シロキサン低減品)」が入っているが、この物質の影響で接触不良のようなことがおきますか?ウレタン系のコーティングはどうですか?
- A
シロキサンを含まないコーティング剤を使用してください。 低分子シロキサン低減品においても、リレー接点の接触障害に至る原因になります。
ウレタン系のコーティング剤は、使用可能です。
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Q
リレーで動作不良に至る原因はどのようなことが考えられますか?
- A
コイルに電圧が正常に印加されているにも関わらず接点が動作(導通)しない場合、リレーの駆動系(コイル)の不良、負荷を開閉する接点接触系の不具合が考えられます。