リレーのシール性について教えてください。

ID: FAQE10050

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回答回答

リレーは、耐フラックス形、プラスチックシール形、閉鎖形があります。 密封構造のリレーは、プラスチックシール形です。

Explanation解説

下表を参照いただき、使用される環境に適したリレーを選択してください。

リレーのシール性

プラスチックシール形のシール(気密)性
シール性は浸透性の高い液に浸漬して気密性を検査しています。 プリント基板用リレーではA70、サーフェスマウントリレーではA90をクリアしています。 プラスチックシール形のリレーを使用することで、悪性ガスの影響を低減させることができますが、シリコーンガスの侵入を防止することはできません。

プラスチックシール形のシール(気密)性

リレーの保護構造については、リレーの基礎知識:技術編/保護構造をご参照ください。

ワンポイントアドバイス

リレーを洗浄される場合、シグナル(通信用) リレーは、超音波洗浄はできません。浸漬洗浄、ボイリング洗浄をおすすめします。
パワーリレーも同様に、浸漬洗浄、ボイリング洗浄をおすすめしますが、超音波洗浄が可能な機種もありますので、商品カタログをご確認ください。

商品カテゴリー リレー 信号用リレー パワーリレー
分類 使用・アプリケーション
関連キーワード
  • 信号用リレー
  • パワーリレー
  • シール性
  • 保護構造
  • 耐フラックス形
  • プラスチックシール形
  • 閉鎖形

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Q
洗浄が可能なプリント基板用リレーの種類を教えて下さい。
A
プラスチック・シール形はボイリング洗浄、浸漬洗浄が可能です。
耐フラックス形は、丸洗い洗浄できませんので、はんだ付け面のブラッシング処理をご検討ください。
Q
炭化物による接触不安定、接触不良はどのような現象ですか?
A
負荷の開閉とともに接点に炭化物(カーボン)が生成・堆積して接触不安定、接触不良となります。
特に有機ガスの影響を受けやすく使用環境や微小負荷の開閉で接触不良が発生しやすくなります。
Q
リレーの硫化、塩化による接触不良とはどのような現象でしょうか?
A
主に微小負荷条件において、硫化ガス雰囲気や塩害の発生しやすい雰囲気で使用することにより、接触面が硫化、または塩化して接触抵抗が上昇し接触不良に至る現象です。
Q
リレーで動作不良に至る原因はどのようなことが考えられますか?
A
コイルに電圧が正常に印加されているにも関わらず接点が動作(導通)しない場合、リレーの駆動系(コイル)の不良、負荷を開閉する接点接触系の不具合が考えられます。

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