モータの正転・逆転の切替を1cのリレーの接点で切替開閉可能でしょうか?
ID: FAQE10037
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回答回答
モータの正転・逆転の切り替えを1個のリレーで行わないでください。
Explanation解説
接点が短絡接続した場合に、それによって過電流が流れたり、焼損するという回路構成はしないでください。
1個のリレーでモータの正転・逆転を切り替える場合、負荷の大きいモータでは、遮断時のアークや突入電流によって接点間短絡が発生することがあります。 また、モータの正転・逆転切り替えの場合、電位差回路となりますので複数のリレーを用い、正転と逆転の間にタイムラグ(オフ時間)を必ず設けてください。
禁止回路例
- 電位差回路であり、1極接点、2極接点のわずかな開閉時間差によりアークで短絡する原因になります。
- モータの負荷電流によりますが、負荷が大きい場合切替時に遮断、突入電流で短絡する原因となります。
推奨回路例
- 切替用リレーと電源ON/OFF用リレーを追加して、正転・逆転を切替える前にモータの電源をOFFした後に切り替えて電源を投入する。 リレーを1個追加することで、短絡現象を回避できます。
- 正転・逆転の切替用リレーは、突入電流の影響がなく、通電のみとなりますので溶着の発生はありません。 電源ON/OFF用のリレーはモータの突入電流を考慮したパワーリレーを選定ください。
ワンポイントアドバイス
モータは、駆動時の負荷(荷重)条件により電流値が変化します。実際に発生する電流値をお確かめの上、リレーを選定ください。
商品カテゴリー | リレー 信号用リレー パワーリレー |
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分類 | 使用・アプリケーション |
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Q
2極のリレーで電圧や電流の異なる負荷を開閉することができますか?
- A
リレーの定格内での使用であれば可能ですが、微小負荷を開閉する場合や、負荷の電圧の差が大きい場合には、隣接接点への影響が考えられますのでご注意ください。 1個のリレーで大きな負荷と微小負荷を同時に開閉することは避けてください。
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Q
リレーを連続通電して使用しますが、その場合の寿命はどの程度でしょうか?
- A
リレーを連続通電で使用した場合の具体的な寿命は規定していません(保証値はありません)。
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Q
リレーで動作不良に至る原因はどのようなことが考えられますか?
- A
コイルに電圧が正常に印加されているにも関わらず接点が動作(導通)しない場合、リレーの駆動系(コイル)の不良、負荷を開閉する接点接触系の不具合が考えられます。