vol.286 November 2024

ボード設計に関する最新情報をお届け Since2001 もぎたてONBOARD 解決編

開発・企画 安心・安全
DCグリッドの拡大を
「安全・安心な遮断」で後押し
します

カーボンニュートラルの加速により拡大するPVやESS。これらDCで発電した電力を効率よく活用する方式として、AC変換を介さず直接DCで駆動する「DCグリッド」があり、 日本でもDCグリッドの導入が待ち望まれています。DCグリッドの導入・展開が進めば、比例してDCの遮断機能のニーズも拡大します。そして、DC遮断には安全なアーク制御や、小型化などが求められます。
オムロンのDCリレーは安全に遮断を行うための数々の技術で、小型かつ高機能な製品の設計に貢献します。

DC遮断時のアーク制御が、DCグリッドを導入する課題のひとつです。

ACの場合 アーク発生時間が短い
DCの場合 アーク発生時間が長い
アークの発生時間が長いと接点の劣化が進み、発熱により火災などの事故につながる場合があります。

アークを制御する方法は3つあります。

水素ガスでアークを冷却。磁力でアークを引き離す。(オムロンはこの技術に注力)物理的に距離をとる。

水素ガスでアークを冷却。磁力でアークを引き離す。(オムロンはこの技術に注力)物理的に距離をとる。

オムロンは小型設計に加えて、双方向開閉可能なリレーで機器の小型化に貢献します。

COMING SOON

COMING SOON

コンタクタ領域のDC400V
500Aの遮断を実現

形G9EK

DC800V 100A*1
形G9KB-E


高容量+双方向開閉で、実装部品の員数を削減

DC800V充放電するシステムの場合

従来のリレー DC400V×4個必要


形G9KB-Eの例 DC800V×1個で対応(実装面積約75%減)

*1. 100A開閉時は最大DC600Vまで。
*2. 従来のリレーとの実装面積の比較。

*2024年10月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。

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