vol.257 June 2022
[ NEW ]
DC600V 50A双方向開閉可能な
気中開閉型 プリント基板用パワーリレーが登場しました。
カーボンニュートラルや災害対策など、社会の変化を受けて、急速に進むESS*2の小型化・低コスト化のために、システム内のコンタクタはリレーに置き換わる傾向にあります。また、日本の家庭内配線電圧は上昇傾向にあります。これらのことから今後、より高容量のDCリレーのニーズが高まることが予測されます。形G9KBはDC600V 50A双方向開閉可能な性能でそのニーズに応えます。
アプリケーション例
- ESS(Energy Storage System)/ V2H(Vehicle to Home)
- EV用電源、 FA機器(インバータ/サーボ)
- HA機器(エアコン/DC家電など)
- OA機器、各種電源、UPS
高容量+双方向開閉で、実装部品の員数を削減
DC600V充放電するシステムの場合
- DC600Vの充電または放電にはDC400Vのリレーがそれぞれ2個必要
- 電流の流れは1方向のみのため、充電用と放電用の2ラインが必要
結果:DC400Vのリレー4個とダイオード2個が必要
- DC600V1個で対応する高容量タイプ DC600V 50A
- 双方向開閉だから、1ラインで対応
- UL60947-4-1、EN61810-10取得
- 小床面積(W37×L50.5×H50.5mm)
*1. DC600V 50A双方向開閉可能な気中開閉型において。2022年5月現在、当社調べ。
*2. ESS(Energy Storage System):電力貯蔵システム。
*3. 従来のリレーとの実装面積の比較。
形G9KB 高容量・双方向開閉を気中開閉型で実現した
アーク遮断解析技術
永久磁石によるアーク伸長技術*4(形G5PZ-X)に加えて、産学連携で確立した三次元アーク解析技術により電流の向きの影響を受けない構造が完成。その結果、DC600V 50A双方向開閉を気中開閉型で実現しました。
*4. アーク伸長技術は、もぎたてオンボードvol.253(2022年2月号)でご紹介しています。
永久磁石でアーク伸長を行う場合、遮断する電流の方向によって、アークが伸びる方向が変化します。形G9KBは電流方向が逆になってもアークを伸長・遮断する設計となっています。
色の変化と違いを見逃さない
[ Coming Soon! ]
カラーセンサ形B5WCシリーズ
*2022年5月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。