マレーシア工場を移転し、生産能力1.5倍へ
お知らせ
2026年06月11日 公開
オムロンデバイス&モジュールソリューションカンパニー(以下、DMB)[ 7月1日からAratas株式会社(読み方:アラタスカブシキガイシャ 以下、Aratas)として分社して、10月にはPEファンドのカーライルが主たる株主となり独立する予定です]は、この度、カーライル傘下となる10月以降の事業発展を見据えて、Aratasグループとなる予定のオムロンのマレーシア工場を移転・拡張し、生産能力を現在の1.5倍に拡充することを決定しました。マレーシア工場は、セランゴールの中心部から、官・民合同で開発されている同州郊外の工業団地内に移転し、伸長するアジア・パシフィック市場向けに従来の生産能力を1.5倍に引き上げるものです。
(設計・施工:清水建設株式会社提供)
(右:SHIMIZU CORPORATION Malaysia Company, President, KELVIN DING LEE KENG 左:OMRON Malaysia Sdn Bhd, Managing Director, Ryota Goto(後藤良太))
今回、港湾と空港にアクセス性の良い郊外の工業団地へ移転・拡張を決めたのは新工場のコンセプトに再生エネルギー等を活用する開発コンセプトが合致していたためです。今回の移転・拡充は、急速に発展するインドを中心にDMBの電子部品の顧客がアジア・パシフィックへシフトする動向に対応するものです。また、不安定化する国際情勢の中で、欧米の顧客も含めたサプライ・チェーンの安定化を支援することも狙いです。世界的なESG志向の高まりとともに主要な電子部品顧客はトータルのサプライ・チェーンの安定化とカーボンニュートラルを指向しています。新工場は、自動化・グリーン・多様性といった持続性の観点も新しい開発コンセプトとしています。
広い工業団地への移転後は、幅広い産業領域で実績のあるDMBのリレーやソケット等を、伸長するインドやアジア・パシフィック市場向けを中心に生産能力を従来の1.5倍に増強します。 完成後、新工場はDMB全体の生産高の十数パーセントの生産能力を占める戦略拠点となる予定です。総投資金額は約100億円。今後、申請手続きを経て、10月に建設着工し、27年末に竣工、生産を開始する予定です。
なお、DMBは2026年3月30日付「デバイス&モジュールソリューションビジネスの 会社分割(吸収分割)及び 承継会社の株式譲渡(子会社等の異動)に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、7月1日に分社化し、Aratas株式会社として設立される予定です。本マレーシア工場は、Aratasが継承する予定のため、Aratas Components MALAYSIA SDN.BHD と名称を変更する予定です。
今後もDMBはAratasとして事業を順調に伸ばし、産機コンポーネントをはじめ、Aratasに統合される関連事業を含め、2030年には大きく売上拡大をめざす計画です。今後とも、成長のための設備投資に加えて、人財や組織の在り方を含め、積極的に構造改革を進めてまいります。
現DMB事業の概要(2025年度実績)
| 売上高 | 1,187億円(オムロングループの14%)(内、海外売上比率74%) |
|---|---|
| 事業概要 | リレー、スイッチ、コネクタ、センサー等 家電、モビリティー(EV)、FA、エネルギー・マネジメント、ゲーム他、幅広い分野で人と機械を快適につなげる先進的な電子部品 |
| 生産拠点 | 8(日本×4, インドネシア, マレーシア, 中華圏×2) |
| 営業拠点 | 31(日本×3, アジア・パシフィック×10, 米州×4, 中華圏×5, 欧州×9) |
| 研究開発拠点 | 4(京都, 岡山、愛知, 滋賀) |
| 製造数量 | 22億個(年間生産量) |
| 従業員数 | 7,000人(グローバル人材比率70%)(2025年3月末時点) |
| URL | https://components.omron.com/jp-ja/ |
Aratas株式会社(予定)の概要
| 会社名 | Aratas株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市 |
| 代表者 | 代表取締役 江崎雅彦(予定) |
| 設立年月 | 2026年7月1日(予定) |
| 事業内容 | 電子部品、及び、電気機械器具の製造及び販売他(予定) |
マレーシア工場の概要
| 名称 | OMRON MALAYSIA SDN.BHD.(OMB) |
|---|---|
| 設立 | 1973年 / 創業:1974年 |
| 資本金 | 20 MMYR(5.9 億円) |
| 概要 | リレー、ソケットの生産 |
| 敷地面積 | 46,941㎡ |
| 住所 | セランゴール市内 |
移転後のマレーシア工場の概要
| 名称 | Aratas Components MALAYSIA SDN.BHD.(ACM) (名称は今後変更予定) |
|---|---|
| 移転予定 | 建設着工2026年10月、竣工・生産開始27年末 |
| 資本金 | 110 MMYR(40 億円) |
| 敷地面積 | 68,812㎡ |
| 住所 | COMPASS Industrial Park @Kota Seri Langat (COMPASS:COMPASS Industrial Park @Kota Seri Langatは、官・民合同で開発が進む太陽光や風力発電を活用したESG重視の総合開発地区。セランゴール州バンティングにあり、セランゴール州の郊外に位置。空港から25km、首都のクアラルンプール中心部から42km、北港31km・西港45km。高速入口至近の好立地にある。 |
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オムロン株式会社 デバイス&モジュールソリューションカンパニー 企画室
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E-mail: tatsuya.kubo@omron.com