vol.298 November 2025

ボード設計に関する最新情報をお届け Since2001 もぎたてONBOARD 解決編

正常ON 断線 短絡 正常OFF

開発・設計 安心・安全
部品自らが異常状態を出力し、
原因を知らせます

産業用設備装置は、安定した稼働に加えてダウンタイムの短縮が求められます。そのため、トラブル発生時には保全担当者が現象や原因を迅速に把握・判定し、速やかに復旧対応を進めることが重要です。
オムロンは、部品そのものにトラブルの原因を出力できる機能を搭載。異常発生時は、人が調べずとも素早く原因を特定し、お客様の迅速な復旧対応をサポートします。

装置の課題

高容量リレーを使用する装置ではリレーの接点が溶着すると、その部分に過大な電流が流れ続けて発熱し、火災発生という危険な連鎖となる可能性がある

リレーの溶着がすぐにわかるから、
早期安全動作に貢献。

補助接点のON/OFF信号を読み取ることで、
溶着の判断ができるようになりました。

注. 補助接点の説明は裏面をご覧ください。

主接点と補助接点は、コイル電圧印加により連動。補助接点がONなら主接点はOFF、補助接点がOFFなら主接点はON。①電源を落としても②補助接点がOFFのまま(主接点がONのまま)のため溶着していると判断。

接点溶着を即座に判断し、
遮断などの安全動作につなげることが可能です。

補助接点付き
NEW

パワーリレー
形G9KA-1A1B-E
AC 1000V 300A遮断

装置の課題

断線や短絡は現場で確認しないと判別できない。まず現場へ行き、正常動作か異常動作かの確認を行い、異常時は再度準備して作業開始…と時間がかかる

装置内のスイッチが通常動作・異常動作の状態を出力して、早期修繕対応に貢献。

抵抗を内蔵することで、正常ON・正常OFF・断線・短絡の判別ができるようになりました。

通常のスイッチの電圧出力 => 抵抗内蔵型スイッチの電圧出力

離れた場所からでも電圧出力で判別できるため、早期修繕対応が可能です。

抵抗内蔵型シール形
極超小形基本スイッチ
形D2EW-R

抵抗内蔵型シール形
極超小形基本スイッチ
形D2AW-R

*2025年10月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。

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