vol.288 January 2025

ボード設計に関する最新情報をお届け Since2001 もぎたてONBOARD 解決編

高まる発熱 => 抑熱 放熱

開発・設計 安心・安全
「抑熱」と「放熱」で
高容量化の熱問題を解決します

多機能化・高機能化の流れを受け、さまざまな装置において高容量対応の需要が高まっています。しかし、高容量化が進めば進むほど発熱課題が顕著になります。
リレーの発熱が大きくなると装置の機能に支障をきたすため、発熱対策が必須ですが、発熱対策を施すとサイズが大きくなったり、追加部品が増えたりしてしまいます。
オムロンは、高容量化に対応した「抑熱・放熱」するリレーで、安心・安全の実現に貢献します。

オムロンのリレーは、抑熱・放熱の技術を採り入れて熱問題を解決します。

リレーの発熱が
大きくなると

装置の劣化や不具合につながるため、抑熱・放熱は必須です。
また、発熱対策として、冷却ファンやヒートシンクなどの追加機能が必要です。

追加すると大型化…コストUP…

抑熱 通電部の抵抗値を抑制放

断面積増で抑熱

通電部(端子部)の断面積を増やす

形G6QE

1.2mm²×2(0.8×1.5mm)
AC480V 36A
負荷開閉



形G6QG

2.4mm²×2(0.8×3.0mm)
AC480V 55A
負荷開閉



さらに大電流に対応

形G9KA

45mm²×2(3.0×15.0mm)
AC800V 260A
通電遮断



形G9KA-E

72mm²×2(3.0×24.0mm)
AC1000V 300A
通電遮断

抑熱 通電部の抵抗値を抑制放

電流を分散させて抑熱

接点の並列化で熱を分散させ、集中させない

一般的な高容量リレー => 形G9KA

材質と形状で抑熱

接点の材質と形状を最適化し、
接触抵抗を抑える

放熱 通気性を確保

通気を良くして放熱

通気性を確保した構造および
端子部と空気との接触面積増で放熱

形G9KA

Heat

形G9KA-Eはさらに大きなスタンドオフ構造で一層の通気性を確保

「抑熱」「放熱」のアプローチから生まれたオムロンのパワーリレー

AC480V 40Aを開閉可能
初期6mΩ以下の低接触抵抗を実現
4極パワーリレー

形G9KC

1極AC480V 55A
負荷開閉を実現
小型低背パワーリレー

NEW形G6QG

800V 260A/1000V 300A
遮断と超低接触抵抗
(0.2mΩ(初期)以下)を実現
高容量パワーリレー


形G9KA



形G9KA-E

厚銅基板を使えば、さらに抑熱・放熱が図れます

銅箔が厚くなると電流が流れやすくなり、
発熱が抑えられたうえで、熱が拡散されやすい

銅箔厚が従来の7倍超


厚銅基板はさまざまな高容量リレーで効果があります。ご検討のお客様は技術的サポートをいたしますのでお問い合わせください。

*2024年12月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。

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