vol.253 February 2022

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技ありONBOARD

形G5PZシリーズに新商品登場
小型サイズで双方向DC高電圧開閉を実現

形G5PZ-Xは、好評のG5PZシリーズをベースにした小型高容量のDCパワーリレーです。DC200V/20Aの双方向DC開閉性能を従来のG5PZシリーズ並みのサイズで実現しました。DC高電圧対応により、ESSをはじめ、幅広い用途に対応できるようになりました。

[ NEW ] DC対応・無極性対応

DC高電圧 形G5PZ-X

DC200V/20A(単体)
DC400V/20A (2個直列)

アプリケーション例:
エネルギー貯蔵システム(ESS)/V2H(Vehicle to Home)、
EV用電源、FA機器(インバーター/サーボ)、
HA機器(エアコン/DC家電など)、OA機器、各種電源、UPS

従来のG5PZシリーズ

基準形 形G5PZ AC250V/16A HA機器・OA機器向け、高容量形 形G5PZ-E AC250V/20A HA機器・OA機器向け、DC高電圧 形G5PZ-X

ここに技あり!

形G5PZ-X 独自のシミュレーション技術により最低限の空間で
アークを高精度に制御

永久磁石によりアークを制御

フレミング左手の法則を応用し、永久磁石によりアークを伸長・遮断

DC負荷の開閉で重要なポイントは、接点ギャップを大きくしてアーク発生を抑制することですが、接点ギャップを大きくすればするほど、サイズも大きくなってしまいます。
そのため、最小の接点ギャップでアークを制御する方法として、永久磁石を使ってアークの伸長・遮断が行われています。

CAE*1解析技術を駆使し従来品並みの小型サイズでDC開閉性能を実現

永久磁石のサイズ(磁力)や位置、接点ギャップなどでアークの伸長方向と遮断距離は微妙に変わります。形G5PZ-Xは独自のCAE解析技術により、この変化を正確にシミュレーションし、最低限の空間でアークを高精度に制御できる最適配置に設計しています。その結果、接点ギャップを最小に抑え、従来のG5PZシリーズ並みの小型サイズで高電圧・大電流のDC開閉性能を実現しました。

以下をCAE解析技術でシミュレーションし最適値を算出[①接点ギャップ②接点の大きさ③接点と磁石の距離④磁石の大きさ⑤その他](解析イメージ)→最安値に設計:天板を設けて外部の電子機器からの磁界の影響を抑止、無極性のため、蓄電池の充放電のような双方向の開閉が必要な用途にも、1つのリレーで対応可能(解析イメージ)

*1. CAE(Computer Aided Engineering):コンピュータ上の試作品を用いてシミュレーションし分析する技術。

*2022年1月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。

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