マイクロスイッチのシリコーン対策について教えてください。
ID: FAQE20043
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回答回答
カタログなどに記載のとおり、シリコーン雰囲気中のご使用は推奨していません。 有接点スイッチであるため、シリコーンによる不具合は回避できないため、お客様で発生要因を除去してください。
Explanation解説
シリコーンガス雰囲気中で電気開閉を行うと、接点表面に酸化シリコンが生成し、接触不良になる場合があります。 酸化シリコンはスイッチ周辺部に存在しているシリコーン系の部材から放出されたガスが負荷開閉時のアーク熱と反応して、接点表面に生成します。
シリコーンガスの発生源としては、以下の例が挙げられます。
- シリコーン系コーティング剤
- シリコーン系接着剤
- シリコーンゴム
- シリコーンオイル・グリス
- シリコーン系離型剤
- シリコーン系充填剤
- シリコーン電線など
シリコーンガス発生源が存在する場合は、他の部材に変更するなど、スイッチ周囲から排除してください。例として、成型品などは金型にシリコーン系離型剤が使用されている場合がありますので、周辺に該当するものがないかご確認ください。
やむを得ず、シリコーンガス発生源が存在する環境下でご使用の場合には、定期点検や定期交換の実施をお願いします。
詳しくは『The 解決 マイクロスイッチ編』をご覧ください
ワンポイントアドバイス
使用雰囲気中にシリコーンガスが存在しても、接触不良に至らない場合があります。その要因として、接点負荷条件、あるいはシリコーンガスの濃度があります。参考までに、シリコンガス雰囲気中の試験事例を以下に示します。 ただし、環境により結果は異なる場合があるため、実機にて十分評価してください。
オムロンのシールマイクロスイッチでスライド接点を持った機種として、D2QW、D2AWがあります。微小負荷タイプのみですが、スライド接点が摺動する事でシリコーン生成物をある程度除去することが可能です。 ただし、実機による評価を必ず実施してください。
商品カテゴリー | スイッチ マイクロスイッチ |
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分類 | トラブルシューティング |
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