フォト・マイクロセンサの寿命に対する考え方について教えてください。
ID: FAQE40015
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回答回答
使用環境条件によって異なりますが、室内使用の標準温湿度条件下において10年(8.8万時間)を設計目標としております。
高温高湿・振動・衝撃・電源ノイズ、その他の環境ストレスにより寿命は低下します。
Explanation解説
フォト・マイクロセンサ(フォトインタラプタ)の寿命はLEDの発光出力の経時変化に大きく依存しています。従いまして、その寿命時間はLEDの連続通電寿命試験の光量カーブから推測しております。当該フォト・マイクロセンサは、その光量低下カーブから10年の寿命があると推定しています。
また、寿命を考慮した設計方法につきましては、「フォト・マイクロセンサの技術解説」をご参照ください。
ワンポイントアドバイス
フォト・マイクロセンサ(フォト・トランジスタ出力の場合)は、検出物体の有るときと無いときの光電流の比(S/N比)によって検出します。
実機におけるフォト・マイクロセンサの動作寿命期間は、そのアプリケーションにおけるS/N比や設定するしきい値によって大きく変わります。 例えば、透過形(溝形)の場合、ノイズ(N)の最大値を考慮して、仮に光電流の下限値の30%のところでしきい値を設定したとします。 この場合、LED発光量が初期値から30%に減衰するまで、センサは動作し続けます。 しかも、一番感度の低いセンサが使用された場合です。 したがいまして、S/N比をできるだけ大きくなるように機器設計することで、センサの動作寿命期間を長くすることが可能となります。
商品カテゴリー | センサ フォト・マイクロセンサ |
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分類 | 使用・アプリケーション |
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