ソケットタイプ02:高周波対応

「高周波」は、モバイル通信分野における最重要技術の1つです。無線LAN、携帯電話やGPSなど、身の回りの電子機器は高周波回路であふれています。当然、それらを検査する機器側にも優れた高周波特性が求められています。オムロンの高周波対応ソケットは最大43.5GHzの周波数帯域まで対応可能です。十分なストロークを兼ね備えた経路長をご提案いたします。

高周波対応

項目 仕様
ピッチ 0.175/0.3/0.35/0.4/0.5mm 以上
ストローク 0.2mm 以上
接触抵抗 100mΩ 以下
RF 50GHz 以下
めっき Au

仕様は参考値であり、カスタマイズ商品によって異なります。

各ピンとソケットは、実際のお客様の用途に合わせてカスタマイズ設計いたします。詳細はお問い合わせ下さい。

最大43.5GHzの高周波対応

オムロンの高周波対応ソケットは最大43.5GHzの周波数帯域まで対応しています。高周波特性を高めるために重要なことは、接触抵抗を可能な限り排除することです。一般的なポゴピンは、複数の部品で構成されているため、内部抵抗が高くなり、高周波特性が悪くなってしまう傾向にあります。しかし、オムロンの高周波対応ピンは、EFCプロセス技術ならではの加工方法により、1部品でのピンの製作が可能です。部品同士の接触部間に起こる接触抵抗が存在しないため、優れた高周波特性の実現が可能です。

オムロンのブレードピン:単一の部品で構成。ブレードピン中に接触抵抗は存在しない。
一般的なポゴピン:複数の部品で構成。通電時、プランジャからバレル、バレルからプランジャの少なくとも2か所に接触抵抗が存在する。

高耐久でメンテナンスの手間を軽減

お客様のアプリケーションに最適なカスタムデザインの提案とオムロンオリジナルの材料ブレンドにより、ポゴピン製のソケットに比べて5倍以上の高耐久性を実現しています。検査現場において、検査ソケットの交換頻度を大きく低減し、生産効率向上に貢献します。

特許第5077479号(P5077479)

ブレードピン:50万回以上

BtoBコネクタ検査での一例です。

ポゴピン:10万回未満

お問い合わせ