vol.276 January 2024
軽く触れるだけで動作、
高感度の静電容量式タッチセンサ。
静電容量式のタッチセンサを検討する際の課題のひとつに「設計の難しさ」があります。オムロンの静電容量式タッチセンサ形W7EDは、タッチ用部材とタッチセンサの電極をネジで固定するだけの簡単設計で、アプリケーションに応じたタッチセンサを構成できます。
設計不要で簡単接続
オープンコレクタ出力のため幅広いアプリケーションに使用でき、組み込み型アプリケーションに最適です。FG端子を活用することで、人体から電極へ侵入する静電気の対策も容易です。
アプリケーション例(青色部分は通電性を持つタッチ用部材)
手すり
用途:介護・見守り
ドアノブ
用途:入退室管理
タッチ式ライト
用途:ライトの入切操作
視力検査装置
用途:検査の自動化
形W7ED 特徴
設計不要
感度調整や回路設計が不要で、開発工数削減に貢献します。
高感度
人体接触によるタッチ用部材の静電容量の変化を、高感度に捉えます。
簡単接続
タッチ用部材とタッチセンサを固定するだけ。専用基板不要で、簡単にタッチセンサの構成が可能です。
形W7ED ラインアップ
電源電圧 DC5~15V対応
I字型電極タイプ
FG端子:なし
形W7ED-11F
FG端子:あり
形W7ED-12F
L字型電極タイプ
FG端子:なし
形W7ED-11L
FG端子:あり
形W7ED-12L
オムロンのタッチセンサ形W7EDは、なぜ電気を通す素材がスイッチになるの?
人が触れるときの静電容量の変化を検出し、信号出力の起点にしているからです。
金属の電極部に人が触れると、電極とアース間の静電容量が変化し、その変化でON/OFFの信号を出力します。
*2023年12月現在の内容です。
お断りなく仕様などを変更をすることがありますのでご了承ください。