商品カタログに掲載されているリレーの定格負荷の事項について、COSφとL/Rの意味と定格負荷に使われている COSφ=0.4、L/R=7msの数値背景を教えてください。
ID: FAQE10016
更新:
回答回答
COSφ、L/Rは,誘導負荷を表しています。
AC負荷はCOSφ、DC負荷はL/Rが用いられています。
Explanation解説
誘導負荷について
- 誘導負荷の意味
ACの誘導負荷は、COSφが用いられています。 DCは、L/Rが用いられています。
どちらも誘導負荷の電圧に対する電流の遅れを表します。ACの場合は位相で表れ、DCの場合は時間で表れます。 - COSφ=0.4、L/R=7msの数値の背景
JIS C5442 「制御用小型電磁リレーの試験方法」を参考に設定されています。
JIS C5442 連続開閉試験
*AC COSφ=0.4:交流電磁接触器/交流ソレノイド操作用
*DC L/R=7ms :直流リレー操作用
ワンポイントアドバイス
- ACの力率、DCの時定数は、電磁継電器をもとにした設定です。掲載しているレベルがお客様の負荷で該当しない場合は、実機での試験確認をお願いします。
- パワーリレーでは、「耐久曲線」のデータが装品カタログに掲載されているのでご参照ください。 商品カタログに記載されていない機種で必要な場合は、弊社にご確認ください。
商品カテゴリー | リレー 信号用リレー パワーリレー |
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分類 | 選定・特性 |
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