タクタイルスイッチとはどんなスイッチですか?

ID: FAQE20058

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回答回答

プリント基板上に設置され、人が操作部を押し込むことで電気回路を通電させる小形の操作スイッチです。
操作部を押すとオン、離すとオフになるモーメンタリ動作をします。 タクタイルスイッチは「感触のあるスイッチ」という意味です。

Explanation解説

タクタイルスイッチには、標準タイプとシールタイプの2タイプがあり、基本的な構造は以下のとおりです。

【標準タイプ】

  1. カバー
    ベースとともに内部機構を保護します。金属板をプレス加工してつくられます。
  2. プランジャ
    人が押した力を反転ばねに伝えます。樹脂でつくられるのが一般的ですが、ストロークを大きくするためゴムが用いられることもあります。
  3. 反転ばね
    金属製の円板状の部品。 力を加えると反転し、接点間を導通させオン状態にします。 力を解除すると元の形状に戻ってオフ状態にします。
  4. ベース
    接点と端子を一体で成形した樹脂製の部品。 他の部品を組みつ付ける土台となります。
  5. 接点/端子
    端子は基板穴に挿入するタイプと基板に表面実装するタイプがあります。 
サーフェスマウント端子タイプ B3FS

【シールタイプ】

  1. カバー
    ベースとともに内部機構を保護します。金属板をプレス加工してつくられます。
  2. 押ボタン
    人が押す樹脂性の部品。 受けた力をフィルムを介してプランジャに伝えます。
  3. シール部材
    薄い樹脂製シート。反転ばねと接点部分を密封して水や異物が入るのを防ぎます。 シール機能に必須の部品です。
  4. プランジャ
    フィルムを介して受けた力を反転ばねに伝え、反転動作をさせます。
  5. 反転ばね
    金属製の円板状の部品。力を加えると反転し、接点間を導通させオン状態にします。 力を解除すると元の形状にもどってオフ状態にします。
  6. ベース
    接点と端子を一体で成形した樹脂製の部品。 他の部品を組み付ける土台となります。
  7. 接点/端子
    端子は基板穴に挿入するタイプと基板に表面実装するタイプがあります。
シール型サーフェスマウント端子タイプ B3SN

詳しくは『タクタイルスイッチとは』をご覧ください。

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商品カテゴリー スイッチ タクタイルスイッチ
分類 選定・特性
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