フォト・IC出力タイプのフォト・マイクロセンサの電気的故障について想定される原因と対策について教えてください。
ID: FAQE40029
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回答回答
フォト・マイクロセンサの電気的故障については、一般的に過電流・過電圧などの電気ストレスによるものが大半を占めます。
Explanation解説
機器内蔵用フォト・マイクロセンサの電気的な故障については、以下の原因が考えられます。
- 電源電圧や電流など規定の定格を超えて使用した場合。
- 出力トランジスタを負荷なしで接続した場合。
- 組立時の誤配線などで逆電圧を印加した場合。
- 電源ラインにサージがある場合。
- センサの配線に平行して配線された高圧線や動力線からの誘導がある場合。
- リレーなどの小型誘導負荷を使用した場合。
- 組立時の静電気による破壊。
設計時や組立・使用時に以下の対策を施してください。
- 規定の定格を超えないように回路設計してください。
- 内部素子が破裂したり焼損する恐れがありますので、負荷を入れて配線してください。
- コネクタタイプなど、組立時の誤配線でフォト・マイクロセンサに逆電圧などが印加されると、瞬時でも故障に至る場合がありますので十分確認してから電源投入してください。
- 電源ラインにサージがある場合、使用環境に応じてツェナーダイオード(30-35V) やコンデンサ(0.1-1μF)などを接続し、サージが消えることを確認したうえでご使用ください。
- フォト・マイクロセンサの配線が他の高圧線や動力線同一配管で行われると誘導を受け、故障や誤動作の原因となりますので、別配線または単独配線にして、誘導がないことを確認してからご使用ください。
- 負荷として、リレーは使用できません。
- 組立・実装時に、フォト・マイクロセンサが静電気で破損する場合がありますので、静電気対策を施した環境で組立・実装してください。
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商品カテゴリー | センサ フォト・マイクロセンサ |
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