リレーの手はんだ耐熱温度を教えて下さい。また、手はんだ実装する場合の注意事項を教えてください。
ID: FAQE10059
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回答回答
リレーの手はんだについては、【解説】をご参照ください。
Explanation解説
- こて先の平滑仕上げをした後、下記条件にてはんだ付けを行ってください。
- はんだごて:30~60W
- こて先温度:350℃
- はんだ時間:約3秒以内
- フラックスはリレーの構成材の適合性から非腐食性のロジン系をご使用ください。
フラックスの溶剤は化学作用の少ないアルコール系をご使用ください。 - 端子のはんだ付け時には、はんだ・フラックス・溶剤などが端子以外の部分に付着しないようにしてください。
はんだ・フラックス・溶剤が内部に侵入して絶縁劣化や接触不良の原因となります。
プリント基板用リレー共通の注意事項:6-10「プリント基板用リレーの自動実装について」をご参照ください。
ワンポイントアドバイス
下図のように、はんだに切断面をいれてフラックスの飛散を防止したものがあります。
コイルの逆起電圧(ツェナーダイオードやバリスタ)、保持電圧印加回路、大電流基板フローはんだの推奨条件、磁場の影響、直列・並列接続時の注意点など、大電流・高電圧のPCBパワーリレー使用時の「わからない」を詳しく解説した高容量リレー専用技術サポートページをご用意しております。こちらも併せてご活用ください。
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商品カテゴリー | リレー 信号用リレー パワーリレー |
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分類 | 実装・保管 |
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