リレーを連続通電して使用しますが、その場合の寿命はどの程度でしょうか?

ID: FAQE10038

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回答回答

リレーを連続通電で使用した場合の具体的な寿命は規定していません(保証値はありません)。

Explanation解説

連続通電はコイルの発熱の原因となります。
コイルにはポリウレタン銅線を使用しています。 一般的に電線単品にて耐熱寿命が4万時間とされていることから、定格電圧を印加し、一般的な環境で使用する場合、約5年を目安にお考えください。

プリント基板用リレー 共通の注意事項:1-2 「リレーの選択/駆動回路」をご参照ください。

ワンポイントアドバイス

例えば、リレーを開閉動作しないで長期連続通電するような回路(異常発生時のみ復帰しb側接点で警報を発するような非常灯警報設備、異常点検回路など)で使用する場合には、無励磁となる設計が望まれます。

コイルの逆起電圧(ツェナーダイオードやバリスタ)、保持電圧印加回路、大電流基板フローはんだの推奨条件、磁場の影響、直列・並列接続時の注意点など、大電流・高電圧のPCBパワーリレー使用時の「わからない」を詳しく解説した高容量リレー専用技術サポートページをご用意しております。こちらも併せてご活用ください。
高容量パワーリレー技術サポートページはこちら

商品カテゴリー リレー 信号用リレー パワーリレー
分類 使用・アプリケーション
関連キーワード
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  • 連続通電
  • コイルの発熱
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Q
リレーの寿命、推奨メンテナンス、交換時期について教えてください。
A
ご使用条件やご使用環境の影響により、リレーの耐久性(寿命) は大きく変化するため、推奨メンテ時期や交換時期を規定しておりません。 データシートに記載の電気的耐久性,機械的耐久性をもとに、お客様の装置、負荷、用途に応じたリレーを選定ください。
Q
リレーが使用中に焼損しました。原因は何でしょうか?
A
リレーの焼損には、過電流、過電圧、バイブレーション、短絡などが想定されます。
(リレー構成材料には、難燃性の材料を使っていますので、リレーが炎を上げて連続的に燃えるという意味ではありません。)
Q
リレーで復帰不良に至る原因はどのようなことが考えられますか?
A
リレーの要因とリレーを駆動する回路の要因での復帰不良が考えられます。

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