マイクロスイッチの接触抵抗とは?
ID: FAQE20018
更新:
回答回答
マイクロスイッチの接触抵抗は、接点が接触した状態での通電端子間の抵抗値(製品出荷前の初期抵抗値)のことです。
接点の接触部分の電気抵抗で、ばねや端子部分の導体抵抗を含めた抵抗値をいいます。
NC側(b接点)はFP状態で、NO側(a接点)はTTP状態で測定しています。
Explanation解説
マイクロスイッチの接触抵抗値は、初期抵抗値であるため時間経過と共に上昇する傾向にあります。特に銀接点は時間経過で酸化、硫化しやすいため、保管状態によっては更に上昇します(高温、多湿、アウトガス発生など)。 金接点は銀接点と比較して接点接触面の酸化、硫化の影響は少ないですが、端子表面や内部結合部は影響を受けるので、ご使用環境などの配慮をお願いします。
なお、接触抵抗はスイッチの操作荷重や接点形状、及びストロークの影響を受けます。 これは接点の接触圧力が変化するためで、接点接触圧力が大きい程、安定した接触抵抗となる傾向にあります。
以下の場合に接点接触圧力が上がります。
- OFが大きい場合
- クロスバー接点の場合(単位面積当たりの接点接触圧力が大きい)
- ストローク中のFP点やTTP点
*特に接点切替わり付近(OP点、RP点)は、接点接触圧力がほぼゼロとなり接触が不安定になるため、チャタリングへの配慮をお願いします。
詳しくは『スイッチの基礎知識 技術編』をご覧ください
ワンポイントアドバイス
ワンポイントアドバイスはありません
商品カテゴリー | スイッチ マイクロスイッチ |
---|---|
分類 | 選定・特性 |
関連キーワード |
|