反射形光センサで微小変位を測定できるものはありますか?

ID: FAQE40053

更新:

回答回答

検出物体の微小な変位を測定する場合は、マイクロ変位センサ:形Z4D-C01をご検討ください。

Explanation解説

形Z4D-C01は、三角測距の原理を応用したマイクロ変位センサです。 赤外LEDとPSD(ポジション・センシング・デバイス)素子、および処理回路で構成され、検出物体の距離が変化すると、PSD素子に入光する光の重心位置が変化します(下図参照)。 この位置変化分をアナログ出力(電圧)するしくみとなっています。 検出範囲は6.5mm±1mmで、±10μmの高分解能です。 また、その検出原理と除算処理により、検出物体の反射率に影響されにくい特性を有しています。 代表的なアプリケーションとして、プリンタ、印刷機やATMにおいて、紙、紙幣の重送検出(2枚差し検出)やシートの厚み測定に使用されています。 コピー用紙や紙幣の厚みは種類によって異なりますが、100μm程度です。 商品の詳細につきましては、形Z4D-C01:データシートをご覧ください。

Z4D-C01
Z4D-C01: 三角測距検出方式
Z4D-C01: 検出距離特性(TYP.)
Z4D-C01: 検出物反射率依存性(TYP.)

ワンポイントアドバイス

マイクロ変位センサ:形Z4D-C01は、検出物体表面での拡散反射光を取り込む光学設計であるため、光沢面の場合は反射光が受光窓に入光しなくなり検出できないことがあります。 また、検出したい物体の種類が複数ある場合は、すべての物体に対して十分な評価を実施ください。 光沢度が少し高めの(拡散反射光が少ない)検出物体で出力が安定しない場合は、反射光がセンサの受光窓に入光するように、検出物体の角度を変えると改善する場合があります。

商品カテゴリー センサ フォト・マイクロセンサ
分類 使用・アプリケーション
関連キーワード
  • 光センサ
  • フォトインタラプタ
  • マイクロ変位センサ
  • 三角測距
  • 高分解能
  • 拡散反射光
  • 反射形
  • PSD素子
  • ポジション・センシング・デバイス
  • プリンタ
  • 印刷機
  • ATM
  • 紙幣
  • 微小変位検出
  • 重送検出
  • 二枚差し検出
  • Z4D-C01

お調べの情報が見つからないとき