フォト・マイクロセンサの使用・保存温度に関する注意事項について教えてください。
ID: FAQE40026
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回答回答
機器内蔵用のフォト・マイクロセンサの使用・保存温度に関する注意事項については【解説】をご参照ください。
Explanation解説
- 構造/材料面からの制約について
フォト・マイクロセンサの大半は以下の構造となっています。
- 投受光素子:透明エポキシ樹脂にて封止
- ケース:ポリカーボネート
- 耐熱温度
ICやトランジスタは保存温度150℃程度まで耐えられますが、フォト・マイクロセンサは高いもので保存温度100℃が上限です。 - 機械的強度
リード端子に対するストレスに対し比較的低くなっています。これは、黒色エポキシ樹脂が、ガラス繊維を始めとする添加材によって耐熱・強度を向上させているのに対して、フォト・マイクロセンサは光の透過性を重視するため、添加材を加えることができないことによります。 したがって、ICやトランジスタなどと違ったセンスで取り扱う必要があります。
- 使用/保存・環境について
使用/保存温度については、各製品のデータシートで規定されている温度上下限を守るとともに、温度変化についても十分考慮してください。 上述のとおり、耐温度ストレス性能が一般のICやトランジスタに比べ劣ります。過度な温度ストレスが印加されないように設計・実装してください。 また、使用温度範囲内でご使用の場合にも、湿度状態についてご留意ください。 透明エポキシ樹脂を使用しているため、一般のICやトランジスタに比べ、耐湿度性能が劣ります。 過度な湿度ストレスが印加されないよう設計してください。
フォト・マイクロセンサは常湿での使用を前提として設計しています。 高湿/低湿な環境での使用については、十分な評価のうえご使用ください。
塩素環境下ではご使用にならないでください。LED素子を構成しているガリウムヒ素(GaAs)が塩素と化合物を生成し、LED素子のパッド剥がれが発生する可能性があります。
ワンポイントアドバイス
オムロンのフォト・マイクロセンサは、原則としてEIAJ規格に準拠して信頼性試験を実施しています。その試験内容を以下に示します。
商品カテゴリー | センサ フォト・マイクロセンサ |
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分類 | 実装・保管 |
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