フォト・マイクロセンサの洗浄に関する注意事項について教えてください。

ID: FAQE40025

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回答回答

機器内蔵用のフォト・マイクロセンサの洗浄については【解説】をご参照ください。

Explanation解説

大半の機器内蔵用フォト・マイクロセンサは、基本的に洗浄可能ですが、以下の制約があります。
ただし、アクチュエータ形(形EE-SA105など)については、フラックス残渣によるしゅう動性に懸念があるため洗浄できません。

  1. 洗浄剤の種類について
    フォト・マイクロセンサの大半はケース材質にポリカーボネートを使用しており、溶剤の種類によっては溶け、割れに至ることがあります。
    オムロンの以下の確認結果を目安に、洗浄後の外観上の異常(溶け、クラック等)がないか十分評価してください。
    なお、洗浄剤については、関係法の遵守、環境に対する配慮のうえご選定・ご使用ください。
    当社確認結果
    エチルアルコール 問題なし
    メチルアルコール 問題なし
    イソプロピルアルコール 問題なし
    トリクレン 問題あり
    アセトン 問題あり
    トルエン 問題あり
    水(湯) 条件によってはリードが錆びる
  2. 洗浄方法について
    データシートに特に規定のない場合、以下の条件で洗浄可能です。
    ただし、洗浄剤の汚れ、フラックス残渣などに、センサの光学特性に影響を及ぼしたり、ケース材質が変質する場合がありますので、十分に評価してください。 また、洗浄後は塵・ほこりなどの少ない場所で十分に乾燥させてください。
    浸漬洗浄 問題なし
    超音波洗浄 装置の種類、基板サイズなどにより異なります。
    事前にご確認いただき、特性上の異常(断線等)についてご確認ください。
    ブラッシング 捺印の消える場合や反射形では投受光面にキズが入り、性能が低下する場合があります。
    事前にご確認いただき、外観上の異常がないか十分評価してください。

詳しくは『フォト・マイクロセンサ 共通の注意事項』をご覧ください。

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイスはありません

商品カテゴリー センサ フォト・マイクロセンサ
分類 実装・保管
関連キーワード
  • 光センサ
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  • アクチュエータ形
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  • 光学特性
  • ケースの変質

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