フォト・マイクロセンサ(フォトインタラプタ)の発光・受光の波長特性について教えてください。
ID: FAQE40009
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回答回答
オムロンの代表的なフォト・マイクロセンサ(フォトインタラプタ)において、投光素子のピーク発光波長は940 nm、受光素子であるフォトトランジスタ および フォト・ICのピーク分光感度波長はそれぞれ、850, 870 nmです。 詳細はデータシートでご確認ください。
Explanation解説
代表的なフォト・マイクロセンサ:形EE-SX1081 および 形EE-SX3081/4081の赤外LED(GaAs)の発光波長および受光素子の分光感度波長のグラフを以下に示します。 反射形フォト・マイクロセンサや光センサでは、投・受光素子の前面に防塵用のプラスチック・カバーを備えている製品(形EE-SF5や形B5Wシリーズなど)がありますが、このカバーには可視光部分の波長をカットする機能があり、外乱光を軽減します。
ワンポイントアドバイス
オムロンの大半の反射形フォト・マイクロセンサは、赤外LEDを使用しています。検出物体が人間の目(可視光領域)で黒色に見えても、赤外光領域では反射率が高くなる材質も存在しますのでご注意ください。 たとえば、白紙シート上の黒マークを検出する場合、染料系インクなどによる黒マークは、赤外光に対しては反射率が高いため、S/N比が小さくなりマーク検出できなくなる場合があります。
この場合、インクの種類を変えるか、赤色LEDタイプ(形EE-SY169B)の反射形フォト・マイクセンサをご検討ください。
商品カテゴリー | センサ フォト・マイクロセンサ |
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分類 | 選定・特性 |
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