コネクタの基礎知識
コネクタとは
回路などを電気的に接続したり、切り離したりするために用いられる部品・器具のことで、手や簡単な工具を用いて接続したり、切り離したりできるものです。
たとえば、スマートフォン、テレビ、DVD、ノートパソコン、デジタルオーディオプレイヤーなどさまざまなものに使われ、電器製品や電子機器には欠かせない部品です。
身近にあるものでは、パソコンの周辺機器を結ぶ「USB」、「LAN」、「Dサブ」コネクタなど、テレビ・オーディオ・ビデオなどでは、「光」、「ビデオ端子」、「S端子」プラグなどがあります。
また、目に見えるものばかりではなく、製品内部の基板と基板の接続などでも使用されています。デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、洗濯機、冷蔵庫、電話交換機、半導体製造装置、パチスロ機など
コネクタの種類
基板と基板を電線でつなぐ(基板対電線接続)
基板と基板を直接つなぐ(基板対基板接続)
機器と機器をつなぐ(I/O)
その他(短絡コネクタ・ICソケット)
コネクタイメージ図(プラグ側)
コネクタイメージ図(ソケット側)
コネクタができるまで
商品開発
- 商品開発では3D CAD解析ソフトを使ったばね応力計算と嵌合性のシミュレーションを行います。その結果をもとに試作品を作成し、実物での検証を行います。
金型設計
- 金型設計製作では商品開発で設計された図面をもとに、CADを使って精密金型を設計します。その設計をもとに、金型パーツを製作し、部品の品質を決定する超精密金型を完成させます。
- 成形金型 成型部品(ハウジングなど)
- プレス金型 プレス部品(コンタクトなど)
成形機(ハウジングの生産)
- 成形金型に樹脂を流し込んで形を作ります。
プレス機(コンタクトの生産)
- 金属板をプレス金型で打ち抜いてコンタクトの形状を作ります。完成したコンタクトは次にめっきを施します。
組立
ハウジングとコンタクトを組み合わせ、他の成形部品やプレス部品などを組み合わせます。
商品
コネクタの完成!