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オムロン 電子部品で「❝超❞モノづくり部品大賞・電気・電子部品賞」を受賞 カラーセンサー「形B5WC」が、カーボンニュートラルの実現に貢献する部品として高い評価を獲得

  • 2023年12月19日
  • オムロン株式会社

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO:辻永順太)は、色の変化から油の劣化具合を定量的に把握できる、機器内蔵用カラーセンサー「形B5WC」(以下、カラーセンサー)が、「2023年 ”超”モノづくり部品大賞(主催:モノづくり日本会議、日刊工業新聞社)」において、「電気・電子部品賞」を受賞しましたので、お知らせいたします。

12月13日に開催された贈賞式にて、日刊工業新聞社 代表取締役社長の井水 治博氏(左)より、オムロン株式会社 執行役員の神尾 幸孝(右)に記念の賞状が授与されました。12月13日に開催された贈賞式にて、日刊工業新聞社 代表取締役社長の井水 治博氏(左)より、
オムロン株式会社 執行役員の神尾 幸孝(左から3番目)に記念の賞状が授与されました。


「“超”モノづくり部品大賞」は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」的存在の部品・部材を対象に、主催者であるモノづくり日本会議と日刊工業新聞社が選出し、表彰する制度です。このたび受賞した「形B5WC」は、ものづくりに欠かせない産業機械に使用される油圧装置*1の油劣化具合を色で捉え、油の状態をリアルタイムで監視、最適なタイミングでのメンテナンスを実現する製品です。製造現場内の生産ロス最小化で、カーボンニュートラルの実現に貢献する点が高く評価されました。


形B5WCの主な評価ポイント

  • 製造現場で使用される装置の潤滑油の劣化を色で定量的に把握できるセンサーシステムを開発
  • 光学設計シミュレーションによって小型で信頼性の高い製品化を実現したため
  • 油の劣化をリモートでチェックする部品としては十分な性能を持っていると判断され、海外からの問い合わせも多い


今回の受賞にあたって、執行役員の神尾 幸孝は以下のようにコメントしています。
「このたびは、電気・電子部品賞をいただき、大変光栄です。電子部品事業は「繋ぐ・切る」技術を軸に、カーボンニュートラルとデジタル化社会の社会課題解決を顧客と共に進めています。当製品は製造機器の油の劣化を色の変化で監視し、点検バラつきを防止、設備起因の生産ロスを抑制しカーボンニュートラルへ貢献します。また、製造現場以外にもドリンクサーバーの自動化などさまざまな色を判別する場面で活用でき、労働力不足の社会課題の解決に貢献します。今後も社会価値を提供し、持続可能な社会への貢献を続けます。」

オムロンは、デバイスやモジュールをグローバルに提供することを通じて、脱炭素社会の実現に寄与するとともに、地球上の人々の暮らしと社会の発展にこれからも貢献し続けてまいります。
*1 油圧装置:工場の加工機械やパワーショベル、トラクターなどの動力源に用いられる機器。


<“超”モノづくり部品大賞について>
“超”モノづくり部品大賞では、「縁の下の力持ち」的存在として日本のモノづくりの競争力向上や産業・社会の発展に貢献する優れた部品・部材を表彰しています。
「機械・ロボット」「電気・電子」「モビリティー関連」「環境・資源・エネルギー関連」「健康福祉・バイオ・医療機器」「生活・社会課題ソリューション関連」の6分野を対象に、卓越した部品・部材を広く募集しています。 詳細については、https://award.cho-monodzukuri.jp/をご参照ください。


<機器内蔵用カラーセンサー 形B5WCについて>



<電子部品事業について>
電子部品事業部は、「我々のデバイスとモジュールで顧客の価値を創造し、地球上の人と社会に貢献する」ことをミッションとしています。人々の安心・安全で豊かな暮らしを支える家電製品や自動車をはじめとして、幅広い業界の顧客に対して、電気を繋ぐ、切るためのコア部品となる、リレー、スイッチ、コネクターや、さまざまな製品の目や耳になるセンサーなどのデバイスを、全世界で提供するオムロンの基盤事業です。

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