リレーのコイルサージ対策について教えてください。

ID: FAQE10041

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回答回答

コイルオフ時にコイルより発生する逆起電圧は、半導体素子の破壊や装置の誤動作の原因となります。 対策としてコイル両端にサージ吸収回路を付加してください。 なお、サージ吸収回路を付加した場合、リレーの復帰時間が長くなりますので、実使用回路にてご確認の上、ご使用ください。

Explanation解説

サージ対策

  • DCコイルのリレーを駆動する場合:ダイオードをリレーコイルに取付ける方式が一般的です。
  • ACコイルのリレーを駆動する場合:バリスタ、CR素子をリレーコイルに取付ける方式が一般的です。

サージキラーの代表例

サージキラーの代表例

プリント基板用リレー 共通の注意事項:2-2-5「コイルオフ時のサージ防止について」をご参照ください。

ワンポイントアドバイス

コイルの逆起電圧(ツェナーダイオードやバリスタ)、保持電圧印加回路、大電流基板フローはんだの推奨条件、磁場の影響、直列・並列接続時の注意点など、大電流・高電圧のPCBパワーリレー使用時の「わからない」を詳しく解説した高容量リレー専用技術サポートページをご用意しております。こちらも併せてご活用ください。
高容量パワーリレー技術サポートページはこちら

商品カテゴリー リレー 信号用リレー パワーリレー
分類 使用・アプリケーション
関連キーワード
  • 信号用リレー
  • パワーリレー
  • 逆起電圧
  • トランジスタ駆動
  • サージ吸収回路
  • DCコイル
  • ACコイル

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Q
リレーをトランジスタで駆動しても問題ありませんか?
A
DCコイルのリレーであれば、トランジスタでの駆動は可能です。
ただし、コイルオフ時にコイルより発生する逆起電圧は、半導体素子の破壊や装置の誤動作の原因となります。
対策として、コイル両端にサージ吸収回路を付加してくださ い。
Q
リレーで復帰不良に至る原因はどのようなことが考えられますか?
A
リレーの要因とリレーを駆動する回路の要因での復帰不良が考えられます。
Q
電源が一瞬、停止した場合、リレーが誤動作しない耐えられる時間を教えてください。
A
リレーで瞬停に対して規定した時間はありません。 お客様の使用回路、装置によりますので実機でご確認お願いします。

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